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マラソンの小部屋-ミカンとリンゴは食べ飽きない!

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1012ハセツネデータ紹介1

第16回日本山岳耐久レース (24時間以内)~長谷川恒男CUP

2008年10月12日13時~13日13時

私的にデータを紹介 その1

今年の大会は、申込み開始からあっと言う間に定員に達してしまうほどの大人気ぶり。
私は、インターネット枠と郵便振替枠があって助かったひとり。

例年のように、データをいじってみた。
利点:EXCELの使い方が上達する(笑)
データ集計の手順は、各CPデーターを繋ぎ合わせることから始まる。
いろいろ方法はあるだろうけど、ゼッケン順にソートして、ゼッケンを見比べていく。
if 関数が役立つ。数えるのは count, とか countif 関数で行うと、目が楽(2年前まで数えていた)。

さて、本題へ。

下表のように、無事 Finish された方は1766名(男性:1592名、女性:174名)
CP3を通過すると、ほとんどの方が Finisher のT-シャツをゲットされている。

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もう少し詳しくみていこう。
ゼッケンが年代別、男女別になっているので、集計が楽になった(2年前は10代と20代が1000番台だったので個別に確認する必要があった)。

さてさて、スタートゲートを潜った人数が分らないので、CP1を通過したランナーの完走率としてみると、8割程度のランナーさんがゴールに辿着けている。

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Finisher を年代別にみてみると、男性女性ともに30歳代が多い。
(70歳代の4名がゴールされている。)

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CP1までにリタイアされた人数が不明だが、Finisherの人数と、分っているリタイア人数から、CP1-CP2間でのリタイア人数が一番多いことが想像できる。
昼から夜へ、そして厳しい登りに挑む区間。

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前回の15回大会と比較してみよう。

男性
Finisher年代別割合(完走者に対する)が、 右側にシフトしているようにみえる。
つまり、高齢化現象なのだろうか?
個人の年齢からではなく、年代別大ざっぱな計算だが Finisher の平均年齢が35.8歳から37.2歳に上がっている(有意なのか不明)。
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一方、女性では、20代と50代で減少し、30代、40代に集まっている。
そうのような状況で60歳代の完走者が大きく増えているのは素晴らしい!

また、Finisher の平均年齢は34.1歳から35.1歳と、男性に比べて上昇は小さい(有意なのか不明)。
男女合わせた全体では、35.6歳から37.0歳への上昇となる。
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区間毎に比較してみた。

CP1を通過したランナーのCP2通過率
男性:右にシフトしている。50歳代、60歳代の健闘ぶりが伺える。

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そして、CP2を通過したランナーのCP3通過率

男性:20歳代~60歳代で前回より高い通過率を示している。
リベンジされている方が多いのだろうか?
開催日の違い(15回は2週間遅かった)による、夜間の気象条件が影響しているのか?
何れにしろ、健闘が伺える。
見方を変えると、CP2までにリタイア率が高かった分、CP3の通過率が高かったのかもしれない。
そうなると、CP1-CP2の区間がゴールを目指すキー区間になりそうだ。
ここを通過できれば.....。

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女性
よくわからない(^^ゞ
が、先のFinisherのうち30歳代40歳代の占める割合が増加していたことから、この年代の出走者が多くなっているのかもしれない(エントリー数を比較すればいいのだが、していない)

CP1を通過したランナーのCP2通過率

男性と比べると、20歳代の通過率の低下が目立つ。

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そして、CP2を通過したランナーのCP3通過率
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完走時間、関門通過時間を3年分比較(黄色が自分の位置)。

16回
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15回
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14回
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完走時間別人数の割合(完走者総数に対する)を比較してみた。


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棒グラフ(完走時間別人数の割合、左軸)の14回と16回は山が2つありそうだ(14回は13h前後、16回は14h前後)。
つまり、速いグループがいたことになる。
累積(折れ線グラフ、右軸)をみると、16回の赤色線は15hまで一番左側にあり、続いて15回の黄色線、15h以降では逆転している。14回の青色線は21hまで右側にある。
これは、左にあればあるほど、高速レースを意味する。
14回は速いグループもいたが、時間を掛けてゴールされるランナーの割合が多く、15回と16回では14回に比べてスピードアップ傾向がでている。そして、16回には速いグループの割合が高くなっていることが分る。

相対的に同じ位置(上位何パーセントとか)でゴールするには、例えば、14回で14hなら15回では1時間程度、16回では1時間半程度早くゴールしなければならない。ましてや、絶対的な位置、つまり何位という数字で更新するには、Finisher の人数が、14回より15回、さらに16回で多くなっていることから、かなり時間的記録を更新する必要がある。


関門通過時間の比較、していないな~(^^ゞ



次に、区間タイム、Start~CP1に対する比を3年分比較(黄色が自分の位置)。


面白いのは各CPの通過時間が微妙に異なる。

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Start~CP1の区間タイムは、完走時間別で比較すると14回15回16回で大きく違わない(でも微妙にでこぼこしている)。
だから、この区間タイムで完走時間も予想できる。

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Start~CP1に対する比を3年分比較
CP1-CP2
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Start~CP1の区間タイムに大きな変動がないので、ここでみられる変動はCP1-CP2区間のタイムの変動を表すことになる。16回の値が小さいのが目立つ。スピードアップ!

CP2-CP3
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この区間も同様か? 
ただ、16回では、後半の時間帯にFinish された方の値が大きくなっている。
何が要因なのだろう?

CP3-Finish
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この区間は、入りがゆっくりで元気が残っていれば、値は小さくなり、頑張って入って、途中で出し切ってしまった場合、値は大きくなる。
18h~20hのFinisher の値が小さくなっているのは、入りが渋滞で思うように進めず、時間が掛かったが、最後の尾根で爆発した方が多いのかもしれない。
16h,17hの私は入りも大きな渋滞に捕まらずに頑張ったつもりだったので、値が大きくなってしまったのだろう。

その2 走友さんたちのデータ


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